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祈り [祈り]

一人になれる所、心に深く思いを巡らす事が出来るところ、

ひざまずける所、主に声を出してはなしかけられる所に行きなさい。

寝室、浴室そのほかどんな狭い所でもよい。

そしてあなたの心の目に天父の姿を映し出してみる。

自分がだれに話しかけているかを考え、思いをコントロールしなさい。

あれこれ考えずに天父を自分の父親や友達のように思って話しかけなさい。

それから自分が本当に話しかけたいと思うことを話す。

意味のない決まり文句は使わずに心をこめて真剣に話かけるのである。

天父を信頼し、赦しを求め、心の願いを打ち明け、共に喜び感謝し、あなたの愛を語りなさい。

そうした上で天父の答えに耳を傾けるのである。

答えに耳を傾けるのは祈りに不可欠である。

主からの答えは静かに本当にやってくる。

実際に自分の耳でそれを聞く人はほとんどいない。

よほど注意して耳を傾けないと、それを識別する事は決してできない。

答えのほとんどは私たちの心の中で暖かな安らかな気持ちとなって表れるか、

または何か特別な思いが湧いてくるかどちらかである。

いずれにしても答えは忍耐強く待った人に、そして準備できた人に与えられるのである。

H.パーク・ピーターソン  「逆境と祈り」



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